タグ別アーカイブ: あらいみえこ

お別れ

  あらいみえこ 「手を合わせる」

悲しいお知らせがあります。
お世話になっていた木彫り作家のあらいみえこさんが先月お亡くなりになりました。 生前、亡くなった後に投函するようにご家族に託された、最後のお手紙が届きました。 一昨年の暮れから闘病生活に入られて、わずか一年と少しでお別れの日が来てしまいました。
あらいさんの作る愛らしい人形たちは、たくさんの方の心に触れて、愛されてきました。 「てるてる坊主」や「さくらの花雛」を、いつまででも待ちますと言ってくださったお客様にお届けすることができなくなり、本当に残念です。 今思えば、昨年の秋に制作を再開し納品してくださった時には、ご自分の残された時間をご存知で、いつも通りに手を動かしてくださったのです。
20年余り人形を作られたあらいさんと、百草の庭が関わったのはわずか2年間のことでしたが、私に宛てて、御礼の言葉と 「少し短かったかもしれませんが、とても幸せな人生でした」と、そう書き残してくださったことに、本当に感謝しています。 あらいさんはパソコンを持たない方だったので、いつもお電話かお葉書でのやりとりでした。 お元気だった頃の、いつでも明るく優しかった電話口の声が今も耳に残っています。
あらいさんのお手紙は、こう結ばれていました。 「これからの私は、もしもあの歌のように風になれるならば、老後の楽しみにとっておいた小笠原諸島、屋久島、それからバオバブの木に逢いにアフリカまでも行ってみたいなぁと考えています。 それではまた、いつの日にか。」
今頃は海を渡っているかなぁ。 このお手紙のお蔭で、そんな風に思うことができます。 あらいさん、ありがとうございました。 もう作品を手に取ることはできないけれど、あらいさんの作る白いシナの木の清らかな人形たちの姿を決して忘れません。

下田 裕美

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あらいみえこさんの木彫りの雛人形

あらいみえこさんのシナの木の雛人形「さくらの花雛」です。 手のひらに載るくらいの桜の花の上に、花芯をイメージして作ったという小さなお内裏様とお雛様が載っています。 二人寄り添うその姿は、あらいさんの住む松本の近くの安曇野に点在する同祖神を思い出させます。

あらいみえこさんは、木工の仕事を始めて40年余り、その半分はずっと人形作りをされてきました。 人形も動物たちも、みなひと目であらいさんの作品と分かります。 東京のお店で一度見たこのお雛様が忘れられずにいたところに、3年ほど前、偶然入った松本のギャラリーであらいさんの個展が開かれていて、ご本人に初めてお会いして制作をお願いすることができた、そんなご縁があります。
あらいさんは、一昨年より体調が悪く療養中で、現在は制作活動をお休みされています。 お世話になっている作家さんの中で、唯一パソコンをお持ちでない方で、たいてい葉書で近況が届きます。どうされているか案じつつ、また制作を再開される時を待っています。
今お店にある作品は、昨秋、少しだけ納品されたものです。 大切に飾ってくださる方の元へお嫁に行けば嬉しいです。 毎年、桜咲く春を待ちながら飾ってくださいね。

あらいみえこ 「さくらの花雛」 ¥3,990- (花の台を含む・幅 約6.5×高さ 約4cm)  Sold out

【2014年1月 追記】
あらいみえこさんの雛人形について、今年もたくさんのお問い合わせをいただいておりますが、あらいさんの作品は、残念ながら全て完売しております。 よろしければ、こちらの →の「庭だより」の記事をご覧ください。

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あらいみえこさんのシナの木の「てるてる坊主」

秋の行楽シーズン、 旅行や遠足、運動会、大事な予定のある日に、どうか雨が降りませんように。
てるてる坊主にお願いしましょう。

松本で制作されるあらいみえこさんから、シナの木の人形が届きました。 木工の仕事を始めて40年、人形作りをされるようになって20年以上が経つというあらいさん。 ご事情により、しばらくの間活動を休止されていましたが、制作を再開されました。 「てるてる坊主」の他 「手を合わせる」「桜の花雛」「つぼみ雛」を、それぞれ少しずつ作っていただきました。
てるてる坊主は、どれもにっこりと可愛らしいお顔です。 晴れの日も雨の日も、いつもほがらかに。

あらいみえこ  シナの木のてるてる坊主  ひもを通すフック付・本体高さ 7cm 前後  ¥2,100- Sold out 

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あらいみえこさんの木彫りの招き猫

猫好きの方の「わぁ、可愛い!」という声が聞こえてきそう。 松本で制作されている、あらいみえこさんのシナの木の招き猫「ミケニャ」です。木のお座布団が付いてます。 あらいさんの作る人形を見ていると、ほっと気持ちが和みますね。お電話で聴くあらいさんの声も、いつも明るくて、まあるい感じがするのです。

梅雨入りに合わせたように、「てるてる坊主」もたくさん再入荷しました。窓辺に飾ると、なんとも可愛らしいです。 遠方からご注文下さったお客様からこんなメールが届きました。「てるてる坊主って何十年ぶりかしら。子供達が小さい頃、遠足や運動会、家族旅行などの前に作ってお願いした事がとても懐かしいです」。 そういえば我が家でも、もう何年もてるてる坊主は作っていないなぁ。 二人の娘達、中2と小6になりました。一緒に作った頃のこと、私も懐かしく思い出しました。

「てるてる坊主」に活躍してほしいところですが、東京は、今日は朝から雨です。台風の心配な地域の方もいらっしゃることと思います。どうぞ気をつけてお過ごし下さい。

あらいみえこ 「招福 ミケニャ」 猫の幅 約5.3cm × 座布団を含む高さ 約7cm ¥5,250- Sold out
        「てるてる坊主」 幅 約7cm × 高さ 約7cm ¥2,100- 

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あらいみえこさんの木彫りの雛人形

あらいみえこさんのシナの木の雛人形「さくらの花雛」です。手のひらに収まるくらいの桜の花びらの台の上に、お内裏様とお雛様が寄り添ってひとつになって載っています。

松本在住のあらいみえこさんは、木工の仕事を始めて39年、人形を作るようになって20年が経つそうです。「あわただしく毎日が過ぎてゆく日々の暮らしの中で、かたくなってしまいがちな心が、ひと時でもホッとやわらかくなる、そんなモノたちを作りつづけたい」そう語られる通り、見る人の気持ちが和らぐような人形を作られます。

私は、義母が住む松本を毎年訪れるのですが、近くの安曇野などには「道祖神」と呼ばれる石像が点在しています。この雛人形を見た時に、すぐにその道祖神を思い浮かべました。あらいさんにお訊きしてみると、特に道祖神を意識したわけではなくて、もともとは椿の花びらの中の花芯をイメージして作られたのだそうです。でも、ずっと松本に住んでいるから、知らず知らず道祖神の形になっていたのかもしれないと話されていました。

こちらは「つぼみ雛」という名のお雛様。高さが3.5cmほどの小さなもので、淡い色の蕾そのもののような初々しさです。おくるみの中の生まれたばかりの赤ちゃんのようにも見えますね。

女の子のご出産祝いにもお薦めです。立派なお雛様を飾る場所はなくても、こんな小さなお雛様なら、どこかに飾っていただけるかもしれません。今、生まれたばかりの女の子が、大きく成長されても、毎年、毎年、飾ってあげてほしいなぁと思います。

あらいみえこ 「桜の花雛」 ¥3,990- (花の台を含む・幅 約6.5×高さ 約4cm)
         「つぼみ雛」 ¥3,990- (幅 約3×高さ 約3.5cm) 

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どうぞよいお年を。

2009年10月に「百草の庭」を開店して以来、お蔭さまで少しずつ訪ねて来て下さる方が増えて、今年は嬉しいことがたくさんあった一年でした。ありがとうございました。

お客様が、お店に並ぶ手仕事のものを楽しそうに見ているとき、庭に飛んできた鳥をじっと見ているとき、一緒に庭を眺めながら草木の話をするとき、あぁ、私はこんな場所をつくりたかったんだと幸せに思います。
くるくる、くるくると、この温かな気持ちが、つながり、広がり、巡っていきますように。 「百草の庭」が、少しでもそのお手伝いをできる場所になれることを願っています。

来年の営業は、1月13日(木)からです。 どうぞよいお年をお迎え下さい。

あらいみえこ作  シナの木の人形 「手を合わせる」

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