小川佳子さんの器

小川佳子さんの「釉抜 うさぎ並びマグカップ」。カップの底にもうさぎが隠れています。
寸胴のカップに大きな持ち手、たっぷりのカフェオレを入れたら、リラックスした気持ちになれそうです。
小川さんの器の特徴のひとつは、とても軽いこと。よくお客様に「軽い土を使っているんですか」と訊かれるのですが、そんなことはなくて、カップの底まで均一な厚みで作ることで生まれる軽さなのだそうです。
ブルーとイエローのうさぎ紋と、同色のしま模様のものがあります。このふたつの色は、同じ釉薬を使っていて、焼成の方法を変えることで違う色になっているのだそうです。しま模様のものは合計3回焼くことになるそう。詳しく説明して下さって、陶器は釉薬との化学反応でできあがっているんだなぁなんて、改めて面白く感じたのでした。

釉彩 組七宝紋の四円皿。楽しい形のお皿になにをのせましょう。クッキー、スコーン、ピータン豆腐、手毬ずし。わずかにくぼみがあるので、4種類の前菜を盛り合わせるのもいいですね。
小川さんは、模様を描くことが好きなので、この模様をつけるならこの形、と思って作り始めることもあるそうです。このお皿もそんな作品のひとつかもしれません。作品の形が活きるように、模様の種類や大きさ、角度、位置などを決めていき、形と模様がしっくりきた時に喜びがあるのだそうです。とても根気のいる絵付けだと思いますが、「コンパスを使うのが大好きなんですよ」とにっこりされた小川さんが印象的でした。

染付のお箸置き。組七宝、亀甲、青海波、麻紋、菱紋…10種類の柄が届きました。こんなに小さなものでも、日本の古典文様はきりりと決まって、きれいなものですね。 左は、鉄絵花唐草の豆皿箸置きです。薬味をのせて使ったり、スプーンレストにもなります。
この他、組七宝紋のカップ、パレット皿、ビアカップ、麻紋の楕円小皿と湯呑、花唐草の飯碗などが届いています。

小川佳子 マグカップ ¥2,625- ・ 組七宝片口 ¥2,625- ・ 四円皿 ¥4,200-
       染付箸置き ¥525- ・ 鉄絵豆皿箸置き ¥630- ・ 染付麻紋飯碗 ¥2,625-

※メールでのご注文も承ります。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

Category: 陶磁器 | Tag:

ヒメヒオウギ

姫檜扇(ヒメヒオウギ)の小さな花が咲いています。種がたくさんとれるので、庭のあちこちに蒔いていたらずいぶん増えました。
先日、絵手紙を描かれるというお客様と、庭に出てこの花を見ていました。「下の3枚の花びらに濃い色の模様があるんですね」。 絵を描く人の目は細やかです。私もよく見てみました。その斑のある3枚の花びらだけが少し重なり合っています。

コマツナギの葉を添えて、さこうゆうこさんのガラスの花入れ「マメハナ」に入れました。

Category: 庭の草木

イチジクの盆栽

イチジクの木の蔭でキリンと小鳥がのんびり休んでいるみたいに、焼き桐の「ちょこっとトレー」の上に並べてみました。昔から盆栽に「添配(てんばい)」と呼ばれる置物を添えることがあるそうですが、そんなにかしこまって考えなくても、こうして盆栽になにかちょっとした小物を添えて、イメージを広げるのは楽しい遊びだと思います。

イチジクの葉を見ると、『てがみをください』という絵本を思い出します。男の子が住む家のイチジクの木に掛けられた郵便箱に住みついたカエルのお話。自分も手紙がほしくて、イチジクの葉の裏に「てがみをください」と何枚も書いて返事を待つのですが…。ちょっと切ない物語です。 昔、『コロボックル』のシリーズで親しんだ村上勉さんの絵で、ページいっぱいにイチジクの葉が描かれています。

イチジクの盆栽 ¥3,150-

Category: 盆栽・苔玉

ドクダミの花

庭のあちこちに、抜いても抜いても生えてくる困りもののドクダミ。とてもきれいな花なのですけれど。 茎を折る時には独特のにおいがしますが、摘んできて部屋の中で眺めていると、清々しいくらいの白い十字の花です。
子供の頃には、ドクダミは毒を持っている草だと勘違いしていました。実際は、ドクダミは毒草どころか薬草として昔から利用されてきて、10種類の効能があることから、生薬名を「十薬(じゅうやく)」と言うのだそうです。自家製のどくだみ茶や化粧水を作られている方も多いようです。花が咲いている時に摘んだ葉がいちばん効果があるのだとか。私も試してみようかなぁ。

粕谷修朗(かすやのぶあき)さんのマット釉の一輪ざしに入れました。高さ6cmほどの小さなもの。雑草と呼ばれるような花をちょこっと入れるだけで、とても絵になる、出番の多い花入れです。左奥は、粕谷さんのケヤキの灰釉の6寸皿です。

明日は、夏至ですね。
キャンドルナイトを楽しみたいと思います。ろうそくを灯した食卓では、なんとなくいつもとは違う話題になったり、みんなゆっくり食べて食事の時間が長くなるみたいです。
「100万人のキャンドルナイト」HPはこちら

粕谷修朗 一輪ざし ¥840- ・ ケヤキ灰釉6寸皿 ¥2,625-

Category: 庭の草木

岩本清商店さんのコーヒー豆スプーン

金沢の桐工芸の老舗・岩本清商店さんから、コーヒー豆スプーンが届きました。
桐を焼いて仕上げてあるので、なんだかコーヒー豆と一緒に焙煎してしまったみたいな色合い。持ち手の丸みのあるころっとした形といい、どこか飄々とした表情のスプーンです。

ひょうたん形のお箸置き。こうして並べると、ひょうたんが踊っているみたいですね。
ひょうたんは、古来より縁起のよいものとされてきました。「六瓢=無病(むびょう)」とかけて、無病息災を願う贈り物に、6個の箱入もご用意しています。 岩本清商店さんの所在地は、金沢市瓢箪(ひょうたん)町。なんだかますます縁起がよいではありませんか。

焼桐の「ちょこっとトレー」は12×24cm、お湯呑の横にちょこっとお菓子をのせるとちょうどよいくらいの大きさです。 焼き桐は、軽くてやわらかな風合いと、くっきりと際立った木目が魅力です。このトレーには柾目の木材を使用していますが、幅の広い木目、こまかい木目、ちょっと曲線的な木目と、一枚一枚表情が違います。ぜひ手にとってご覧下さい。
15cm角のコースターも入荷致しました。

写真のドーナツは、食べられません ! そう、羊羊屋・宮崎桃子さんの「フェルト・ドーナッツ」です。 針さしに使うと、羊毛のもつ天然の油分で針が錆びにくくなります。
粕谷修朗さんの粉引きの湯呑は、お店でも使っているもの。とても口当たりがいいです。豆盆栽は、動きのある形がおもしろいイワガラミ。奥の大皿は、小川佳子さんのとてもきれいな文様のお皿「釉彩染付花七宝プレート」です。

コーヒー豆スプーン ¥3,150- ・ ひょうたん箸置き ¥525- ・ ちょこっとトレー ¥1,575-
イワガラミ豆盆栽 ¥2,310- ・ 粕谷修朗 粉引湯呑 ¥1,680- ・ 小川佳子 花七宝プレート ¥4,200-

Category: 木工

あらいみえこさんの木彫りの人形

東京は今日から梅雨入りのようです。雨の日の庭は、しっとりと緑の色が濃くなり、この景色もなかなかいいものです。 とはいえ、これから雨が続くと思うと少々憂鬱ですね。
あらいみえこさんのてるてる坊主の出番です。晴れの日も雨の日も、ほがらかにいこうよと笑っているような、やさしい表情のてるてる坊主です。高さが7cmくらいのシナの木で作られたものです。

あらいみえこさんは、松本で、主に白いシナの木を使って人形を作られています。以前、あらいさんの作った小さなひな人形を見たことがあり、印象に残っていました。今年の5月の連休に義母の住む松本に滞在中、ふらりと入ったギャラリーで、久しぶりに地元で個展を開かれたというあらいさんと偶然お会いすることができたのです。嬉しいご縁でした。

「手を合わせる」という作品です。ヤマボウシの花の台が幅8cm、人形は高さ4cmにも満たない小さなものです。ほんのひと筆で人形の顔を描く時、どれほどの集中力がいるのだろうと思ってしまいます。 

ひな人形もいくつか送っていただきました。季節を問わず、いつでも飾っておきたくなる可愛らしさです。ご覧になりたい方は、どうぞ声をかけて下さい。また庭だよりでもご紹介致します。

あらいみえこ 「てるてる坊主」 ¥2,100- ・ 「手を合わせる」 ¥4,725- 

Category: 木工

ジューンベリー

ジューンベリー(別名 セイヨウザイフリボク)の実が、その名の通り6月になって色づき始め、もうだいぶ熟してきました。ソースにしてヨーグルトやチーズケーキにかけて食べるのが楽しみです。ジャムにするのもよいですが、ごく小さな種があるので、我が家では漉してソースにすることが多いです。毎年、そろそろ収穫しようかと様子を見ているうちに、大半はヒヨドリに食べられてしまいます。今年こそ早めに収穫しなければ!

Category: 庭の草木

夏草のにおい

トリアシショウマが青々と葉を広げ、花を咲かせています。
冬には地上の姿はなにもなかった宿根草のキンミズヒキやトラノオ、サクラタデ、コマツナギ、名前の分からないもの達も、庭には夏草が生い茂り、文字通り「百草(もぐさ)の庭」になる季節です。

先週、宇宙飛行士の野口聡一さんが、5ヶ月半の国際宇宙ステーション滞在を終えて帰還しました。
カザフスタンの草原に着陸した宇宙船ソユーズ。「ハッチが開いた瞬間、土と草のにおいが強烈だった」そうです。昨年、若田光一さんも、帰還の印象を問われて、「ハッチが開いた後、草の香りがシャトルの中に入ってきた時に、優しく地球に迎えられた感じがした」と話されていました。
宇宙からの帰りを迎えた地球の匂いが、草の香りであったことには、じんときます。

この小さな庭でも、緑に近づくと夏草のにおいがしています。

Category: 庭の草木

泉田之也さんの「積層花器」

開店時よりすり鉢を置かせていただいている、岩手在住の陶芸家・泉田之也さんの「積層花器」です。ほんのり赤みがかった土の肌が美しく、薄い層を縦に重ねた独創的な形の花器です。
泉田さんの作品は、とてもモダンでありながら、土の中から掘り出された昔の土器のようにも感じられます。土からこんな形が作り出されるということ、その形を日々探求されていること、すごいことだなと思います。

泉田之也 「積層花器」 約10×10×6cm ¥10,500-

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一日盆栽教室のお知らせ

「百草の庭」で一日盆栽教室を開きます。
講師をお願いするのは、いつもお店の盆栽をお願いしている、草木(そぼく)の橋口りかさんです。
橋口さんは、宮崎のご出身で、盆栽家のお父様の盆栽を見て育ったという方です。「どこの家にも盆栽があるようになったらいいね」といつも話されていたというお父様の気持ちを受け継ぎ、たくさんの方に盆栽の魅力を知ってもらいたいという想いから、広く雑貨屋などにも作品を置かれています。なんでも気さくに教えて下さるので、初めての方もどうぞお気軽にご参加下さい。また、盆栽を育てている方は、ぜひこの機会に、剪定や手入れの仕方についてご相談下さい。

第一回目の5月29日(土)には、高麗ネムに夏草を寄せ植えして「盆景」を作ります。写真では、蔓ビランジとアッツ桜を添えていますが、草ものは変更になることもありますので、イメージ写真としてご覧下さい。高麗ネムは、夜には葉を閉じ、初夏にこんぺい糖のような蕾をつけ、丸いポンポンのような形の花を咲かせます。

 高麗ネムの花

これから季節に合わせたいろいろな題材で、苔玉や盆栽の一日教室を行っていく予定です。お知らせのページで随時ご案内致します。皆さまのご参加をお待ちしています。

5/29追記
初めての盆栽教室を和やかに終えることができました。4人の方それぞれに寄せ植えの配置や苔の張り方に個性があり、同じ花材でも趣の違うものができあがりました。橋口先生から、管理の仕方・剪定の仕方も教えていただきました。長く育っていったらいいですね。ありがとうございました。
次回は、9月に苔玉教室を行いたいと思います。

Category: お知らせ