アーカイブ: 2014.7.26.Saturday

暑中お見舞い申し上げます。

  

暑中お見舞い申し上げます。
猛暑の日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
こちらは、今週から外壁の塗装工事が始まり、養生シートで覆われて窓も開けられず、クーラーをつけていない部屋には暑くて入ることもできない状態なのですが、なんとか元気にしております。 この暑さの中で、足場の上を動き回り、せっせと手を動かす職人さんの仕事ぶりは、ほんとにすごいですね。 私にはとても真似できません。
そんなわけで、もうしばらくは写真が撮れませんが、工事が終わったら、お休み中も少しずつ作品のご紹介をしていきたいと思っています。

今年は、例年より長く夏季休業させていただくことになりました。
母が、昨年末からの短い闘病生活のあと、4月に他界しました。 看護のために実家と行ったり来たりしながら、3月と4月の展示会を無事に終えたあとは、やはり少し力が抜けたような仕事ぶりだったかもしれません。 一人で営む店の弱さを感じました。
10代の頃も大人になってからも、母に反抗することもあったけれど、最後にたくさんの時間を共に過ごし、本当に心が通い合ったことは幸せなことでした。 自宅療養をしていた和室の介護ベッドの脇で、母の好きなグリークラブの男声合唱を一緒に聴いたこと、最後の2週間を過ごした緩和病棟の窓越しに満開の桜を見たこと、亡くなる数日前まで 「おいしいねぇ」と言ってみかんのゼリーを食べたこと、そんなよい思い出が残されたことに感謝しています。
この半年ほどは新規の作品のご紹介も滞っていましたが、また少しずつネジを巻いて仕事を進めていきます。 この夏の間、ひと休みしたら、溜まりに溜まった家の雑事を片付け、秋冬と来年のための仕事の仕込みをしっかり頑張りたいと思います。
お客様からお年賀状やお手紙をいただきながら、それぞれにお返事を書けないまま失礼してしまうことがあり、申し訳なく思っています。 ひとつひとつ嬉しくありがたく拝読しています。 この「庭だより」を、近くで遠くで読んでくださっている方達、この小さな店に心を寄せてくださる方達がいることに、いつも励まされています。
      
   
今日の写真の花は、庭に咲く 「金水引(キンミズヒキ)」 です。
長い花序を水引に例えて名付けられたようですが、タデ科のミズヒキとは異なり、バラ科の植物です。 今年もずいぶん株が増えて、強い日差しの中でも元気に葉を広げています。 キンミズヒキの実には鉤型に曲がった刺があり、動物の身体にひっついて運ばれます。 ここらには、ノラ猫なのか飼い猫なのか分からない猫が何匹もいるので、その猫たちが、あちこちに種を運ぶ役目を果たしているかもしれません。

お元気でこの暑い夏を乗り切れますように、どうぞお身体にお気を付けてお過ごしください。
      

Category: 日々のあれこれ