アーカイブ: 2012.1.31.Tuesday

きたのまりこさんの「季節のあくせさり」

きたのまりこさんの「季節のあくせさり」の秋冬の作品から。 「わたつぼみ」は、モクレンの枝先を繊細に写し取った作品です。 ちょうど今頃、ふわふわのコートを着ているようなモクレンのつぼみが見られますね。 少しずつ少しずつつぼみを膨らませて、早春に大きな花を咲かせます。
素材はシルバーですが、ざらっとした質感で、表面が白っぽく見えるのは、銀の「白仕上げ」というものだそうです。 鋳造から仕上げまでの過程でできる白い表情を残したもので、静かな植物の雰囲気にとてもよく合っています。

きたのまりこさんの作品には、それぞれ小さな布袋と桐の箱がついています。 それも、アクセサリーと同じ絵柄の判を押した、とっても可愛らしいものが。 使い手の方へ大切に届けたい、大切に使い続けてほしいという願いが感じられますね。
右側のツリバナのネックレスは「赤い実と葉と」、左側の小さなネックレスは「空を舞う」、それぞれ素敵な名前がついています。 「空を舞う」は、ハナツクバネウツギの実をモチーフにしています。 ハナツクバネウツギは、東京でもあちこちで見かける植物ですね。 きたのさんの作品を見てから、こんなに可愛い実がついているんだっけ… と思って、よく見てみたら、ほんとう、羽つきの羽のような、こんな形の実がついていましたよ。 身近な植物の中にも、きれいな形がたくさんあるんだなと思いました。

きたのまりこ ブローチ 「ワタツボミ」 シルバー 横4.4cm× 縦3.7cm ¥13,650-
         ネックレス 「赤い実と葉と」  シルバー ¥7,140-  Sold out   
         ネックレス 「空を舞う 2」  22金仕上げ ¥7,560- Sold out

Category: 金属・アクセサリー・時計 | Tag:

クロヌマタカトシさんの木の匙

初めてご紹介する、クロヌマタカトシさんの作品です。
神奈川県で制作されるクロヌマさんは、匙やお皿などの生活の道具と、りんごや鳥・動物などのオブジェを作られています。 美しい白鳥の作品を初めて見た時には、感動しました。 用途のあるものとないもの、その両方をいったりきたりすることで、制作のバランスがとれているのだそうです。 旋盤を使わず、すべて手彫りで作品を作られています。 材木から削り出して形を作っていく、その時間が自分には合っているし、今はそれが「いちばん確実な感じがする」と、言葉を選んで話して下さったことが印象的でした。 使うことで味わい深く変化していく、木という素材がとても気に入っているとも。
4月の「道草マーケット・二人展」では、たくさんのクロヌマさんの作品をご覧いただきます。 どうぞ楽しみにお待ち下さい。 今日は、クロヌマさんがこれまでたくさん作られてきた匙をご紹介します。小匙・長匙・レンゲと、お料理を取り分けるときにとても重宝する分匙(わけさじ)の4種類が入荷しています。 中でもお薦めなのが、漆仕上げのレンゲです。

何度も試作して作られた形は、手になじんで持ちやすく、くぼみが浅いので、食べ物を口に運びやすいです。 スプーンと同じように、どんどん使いたくなります。 横から見ると、これだけのカーブがあるんですね。 材料の板から、この形を削り出していくのは、本当に根気のいる仕事だと思います。
それから、ぜひお伝えしたいのは、漆仕上げの匙が、オイル仕上げのものとは異なる、本当にすべらかな口当たりであること。少しぜいたくではありますが、それだけの違いはあるんだなと感じました。
クルミの木のパン皿も届いています。 ぜひ手にとってご覧下さい。

クロヌマ タカトシ  レンゲ 漆仕上げ ¥3,360- Sold out ・ 長匙 山桜 オイル仕上げ ¥2,520- 

Category: 木工