アーカイブ: 2011年3月

TETOTEさんのポーチ「小さな船」

布と革を素材にして、ご夫婦で制作活動をされているTETOTEさんの新作のポーチ「小さな船」です。
いつもセンスの良さを感じる藤武美輪さんの刺繍、今回はラフにフリーハンドで刺して、ゆったり大らかな雰囲気になっています。ペンケースにもなりますし、細かなお化粧品など入れるにも使いやすそうな形です。美輪さんご本人は、ちょうど刺繍糸が収まる大きさなので、針や糸切りばさみなど手芸道具を持ち歩くときに使っているそうです。

形は左右対称でなく、「小さな船」という名前の通り、片側は舟の舳先のようで、反対側に向かって幅が広くなり底が反り返る、とても素敵な形です。さりげなくラフな雰囲気ですが、底の布にもほどこされた刺繍やファスナーの部分の革使いなど、とてもこまやかな手仕事の作品です。

TETOTE ポーチ「小さな船」 ¥4,410-

Category: 布・革・羊毛・ニット | Tag:

レンギョウの花

いつの間にか、石垣の上の連翹(レンギョウ)の花が満開でした。
レンギョウは、まず花が咲き、それから枝の先に葉が芽吹きます。黄色い花と少しの若葉が混ざっている時のレンギョウが好きです。若々しく、春らしい色のバランスだなと思うのです。

春のはじめに咲く花には、黄色い花が多いですよね。それはなぜなのか。受粉を媒介する昆虫に関係があると言われています。春にいち早く活動を始めるアブの仲間が、最も敏感に反応する色が黄色なのだそうです。できるだけたくさん花粉を運んでもらうために、いろんな工夫をして、この色や形になって咲いているわけです。そんな自然の世界のことを思うと、いつも不思議な気持ちになります。

Category: 庭の草木

はじまりの季節

昨日は、TETOTEの藤武美輪さんが、春の作品を持ってお店に来て下さいました。
こうして並べると、お店の中にも小さな花が咲いたようです。いつもながらのやさしい刺繍の布張り小箱「TUTU」。その他にもたくさんのきれいな作品が届き、すごく元気づけられました。

地震から2週間、気持ちを整理したつもりでいましたが、被災地のこと、原発のこと、いろいろなことを見聞きすると、不安や無力感で気持ちが沈む日もあり、庭だよりもなかなか更新できないまま、ぽっかりと空白の期間のように時間が過ぎました。
照明を落とし、エスカレーターの止まった節電中の街を歩きながら、これまで原発のことをなにも知ろうとせずに、どれだけ電気を使いすぎていたのだろうと感じます。まだ不安な日々は続きますが、勇気をもって福島原発で作業をしてくれている人達の努力が、実を結ぶことを祈っています。
我慢強く、慎み深い東北の被災地の人達のことを心に置き、この国はもう一度やり直せるかもしれないと感じた小さな希望の光、その小さな光を見失わないように進みたいです。

ご心配いただいた、かごを編んで下さっている岩手県一戸の方達は、内陸の地域なので、ほとんど被害はなかったとのことです。のだ窯の泉田之也さんは、ご家族、ご自宅と窯もご無事でした。でも、海沿いの野田村は、大きな津波の被害を受けました。一日も早く村の皆さまが穏やかな日常を取り戻されますように。いつも応援の気持ちを込めて、泉田さんのすり鉢を使います。ごりごり、ごりごりと、元気よく。

TETOTEさんのハナミズキの葉の革のブローチです。浅い緑の色が印象的です。パステルカラーや白い布にのせたら、とてもきれいだと思います。この他にも、新作のポーチや、花の刺繍の手鏡、つぼみ巾着、フラットバッグなども届きました。またご紹介しますね。
来週から、いつもの庭だよりに戻って、たくさんの素敵な作品をお伝えしていきます。どれも日常の暮らしの中に、ささやかな歓びを運んでくれるもの達だと思っています。

春と冬を行ったり来たりの気候が続き、まだ春じゃないのかなぁと、様子を伺っていたような庭の木々に、ようやく若葉が芽生えました。 この時に巡ってくる季節が、春でよかったなぁと、しみじみと感じています。
春です。はじまりの季節です。

TETOTE  TUTU 2段「タンポポ」 ¥4,410- ・ ブローチ「ハナミズキの葉」 ¥1,260-

Category: 日々のあれこれ | Tag:

九谷青窯のマグカップ「花畑」

「花畑」という名前の石川県・九谷青窯のマグカップです。ほっそりと底がすぼまった形と、一本一本描かれた青い花のバランスがとてもきれいで、清々しく印象的なうつわです。いくつか棚に並べたら、春らしい雰囲気になりました。

今日と明日は臨時休業させていただきますが、19日(土)からは計画停電がある日でも、通常通りお店を開ける予定です。 心をこめて作られたきれいなものを見て、少し元気になって帰っていただけたら嬉しいです。 

九谷青窯 マグカップ「花畑」 (径 約9.3cm × 高さ 約8.5cm) ¥2,520-
※メールでのご注文も承ります。お気軽にお問い合わせ下さい。

Category: 陶磁器

計画停電に伴う臨時休業のお知らせ

17(木)・18(金)は、地域の計画停電に伴い、臨時休業させていただきます。

ぎりぎりまで迷っていてお知らせが遅れてしまい、申し訳ありません。
百草の庭は、東南側が一面大きな窓ですから、日中の店内は停電中でもわりと明るいのですが、計画停電が営業時間と重なる明日と明後日、真冬並みの気温に下がるということで、暖房が使えずかなり寒くなることも考えて、2日間は休業することにしました。
19日(土)からは、停電の有無に関わらず、通常通り、木・金・土曜日に営業する予定です。 お近ければ、お店に来ていただいて、少しゆったりした気持ちになっていただけたらいいなと思っています。

毎日、ニュースを見ながら、家や家族を失った方達のこと、被爆の危険にさらされながら原発の事故回避の作業をしている方達のことを思うと、つらい気持ちになります。地震のあった日からずっと、心の中がざわざわしていて、こんな時にお店を開きお買いものをしていただくことは、はばかられるような気持ちでした。でも、少し気持ちの整理をして、いつも通り私の仕事を頑張ろう、そして、今、自分にできること、節電と募金をしようと思うようになりました。
これからの復興への長い道のり。大切なのは、この心の痛みを忘れずに、半年後、一年後、数年後も、私にできる支援を続けていくことだと自分に言い聞かせています。

今年の冬は寒かったせいか、庭の花が咲き始めるのが遅く、今頃ようやく黄水仙の花が咲いています。 せめて早く、暖かい春が被災地にも訪れることを願います。

【日本赤十字社に東北関東大震災の義援金を送る方法についてご案内します】
義援金の受付についての日本赤十字社のホームページはこちらです。 → 
郵便局の窓口では、すぐに日赤の義援金専用の振替用紙を出してくれます。窓口で入金すれば、振替手数料はかかりません。

Category: お知らせ

お見舞い申し上げます

東北地方太平洋沖地震について、ご心配のメールなどいただき、ありがとうございました。こちらも大変な揺れでしたが、豆盆栽がふたつ落下して破損したくらいの被害で済み、家族もみな無事に過ごしています。
岩手から届いたかごをご紹介したばかりですが、このかごを編んで下さった方達や岩手にお住まいの作家の方、これまでネットでご注文下さった宮城や岩手のお客様、皆さんどうされているのか、心を傷めています。 テレビの映像を見ていると、恐ろしい悪い夢を見ているようです。あまりにも被害が大きくて、被災された方には、なんと言葉をかけてよいか分かりませんが、心からお見舞い申し上げます。
これから、なにか自分にできることを考えないといけないと思います。日本中の人達が心を寄せて、救助が進み、復興していくことを願っています。
どうぞ皆さまお気をつけてお過ごし下さい。

Category: 日々のあれこれ

篠竹の通しかご・盆ざる

岩手県一戸からいろいろなかごが届いています。
左から、青森でりんごの収穫に使われている丈夫な「りんごかご」。お店ではスリッパ入れとして使っています。真ん中のものは、ひもを通して腰に下げ、きのこを採りに山に入るときなどに使う「長腰かご」です。布を裂いたひもなど通して、壁にかけて使うのも良さそうですね。右側の通しかごは、直径45cmの大きな「荒通し」と、直径30cm・36cmの2種類の「灰通し」が入荷しています。

篠竹を細く裂き、透かして編んだ間隔がきれいに揃っていて、とてもていねいな作りの通しかごです。「灰通し」と呼ばれるのは、昔は囲炉裏の灰と炭をふるい分けるときに使われたからだそうです。
これまで購入された方の使い方を伺ってみると、通気性がよいので根菜を入れておくかごに、お茶の道具やお湯呑を入れてお茶セットに、赤ちゃんのオムツや体温計など細々したものの整理かごに、読みかけの雑誌や新聞を入れるかごに、コンパクトな洗面所の脱衣かごにと、皆さん工夫して使われていますねぇ。 テーブルクロスなどの布類の整理にもお薦めです。

丸い盆ざるは、7寸・8寸・9寸・1尺を在庫しています。盆ざるの上に乗っている「豆腐すくい」は、何に使うものなのかよくお客様に訊かれます。絹さやなどをさっと湯がく時や味噌を漉す時など、毎日便利に使っています。なんとなく楽しくなるような形です。どんどん使ってよく水切りをして、しまい込まずに掛けておけば、かびることはありません。裏に返して見ると、一本の竹を裂いて丸く広げて編まれていて、こうして竹がいろいろな形に細工されてきたことに感心させられます。
篠竹の弁当かご、文庫、小判型おしぼり置きなども入荷しています。

灰通しかご 直径30cm ¥4,200- Sold out  ・ 36cm ¥5,250- 
盆ざる 7寸 ¥1,680- ・ 8寸 ¥1,890- ・ 9寸 ¥2,100- ・ 一尺 ¥2,310-
豆腐すくい ¥1,470- Sold out

Category: 暮らしの道具

「消しゴムはんこ作り」ワークショップのお知らせ

KAGOSHIMA HANKO・鹿児島みゆきさんの「消しゴムはんこ作り」のワークショップを開きます。初めて消しゴムはんこを作られる方向けの基本的な作り方と、いろいろなインクの使い方や重ね押しの楽しみ方などを教えていただく一日教室です。
写真の「mogusa」のはんこは、開店時に鹿児島さんがプレゼントしてくれたものなのですが、どれだけ活用していることか! こんな自分だけのはんこを作ってみませんか。

【はんこ作りのワークショップ】
日  時 2011年4月9日(土) 14:00~16:30  
募集人数 5名
参加費用 3,000円(三角刀とはんこ材料込み・お茶菓子付き・小さなカードのお土産付き)
持ちもの カッター、鉛筆、作りたいはんこの図案※
※図案はいくつかご用意しますので、それを使っていただいてもどちらでも構いません。
  はんこの大きさについては、お申込み後に詳しくお知らせ致します。

お名前・ご住所・お電話番号を明記してこちらからお申込み下さい。 → 
ご参加をお待ちしています。

※3/26追記  震災に伴う計画停電などの事情により、はんこ作りのワークショップは延期致します。また日程が決まりましたら、改めてお知らせします。

Category: お知らせ

小川佳子さんの麻紋の小皿

春のはじまりにぴったりの色ですね。
小川佳子さんの釉抜で麻紋を描いた陶器の小皿です。 小鉢と言ってもいいくらいの深さがありますから、わらび餅を入れたり、おひたしを盛ったり、使いやすい形です。

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盆栽展「小さな春」には、初日からたくさんの方にお出掛けいただき、ありがとうございます。豆盆栽や小さな盆栽の数がだいぶ減りましたが、まだまだたくさんご覧いただけます。今週末は、日曜日も営業しています。 8日(火)はお休みをいただき、盆栽展は12(土)まで続きます。 期間中は常設の器なども合わせて展示しています。ご来店をお待ちしております。

小川佳子 「釉抜麻紋楕円小皿」(13×9×H3.6cm)   ¥2,100-

Category: 陶磁器 | Tag:

盆栽展「小さな春」 明日から始まります

明日から、橋口りかさんの盆栽展「小さな春」が始まります。
米ツガ、赤芽シデ、笹葉南天、錦糸南天、ヒサカキ、モミジ、ブナ、ハイノキ、石化ヒノキ、ボケなどなど、たくさんの豆盆栽が並びます。盆栽を見る時は、自分が小さくなった気持ちで少し下から見上げてみて下さい、と橋口りかさんが話されていました。ぜひそんな気持ちでご覧になってみて下さい。

もみじ「出猩々」とイワカガミダマシの寄せ植えです。苔の上に白く広がっているのは残雪草。早春の山の景色を写し取ったような作品です。
右側は、可愛い鉢のツツジの盆栽です。花が咲くまでの毎日が楽しみですね。

イワウチワの豆盆栽も、数点届いています。つぼみがふっくらと色づいてきました。先日、ご案内状の写真でご覧いただいた通り、とても繊細な印象の花ですが、長い間咲いて楽しませてくれます。常緑の多年草で、うちわのような葉も愛嬌があります。
この他、西洋カマツカや枝垂れ桜の苔玉や、ギョリュウなど私にとっては耳慣れないものも。いつもはお店に並ばないような、梅やキンロウバイなどの華やかな盆栽も展示しています。

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そして明日は、第1木曜日の「おやつの日」です。季節のおやつ ミズタマさんの焼き菓子が入荷しています。

いちごのクランブルタルト

とても春らしいおやつが届きました。ほんのり甘いクッキー生地の上に、軽く煮たいちごをのせて、上面をクランブルで覆って焼いた「いちごのクランブルタルト」。自家製の文旦のピールを使った「文旦ピールパウンド」。大きめに刻んだピールのほろ苦さ加減がとてもおいしいのです。「もう一度食べたい!」というお声をいただいたので、前回に続き「りんごのチョコレートブラウニー」。蒸し焼きにしたガトーショコラのようなしっとり濃厚な味わいです。それから、定番・和三盆のくるみボールの4品です。

「小さな春」展の期間中は、盆栽の他、いつもの常設のお品物も展示しています。8日(火)のみお休みして、来週の12日(土)まで続けて営業しています。どうぞこの機会に、お散歩がてらお出掛け下さい。

Category: おいしいもの, 盆栽・苔玉