アーカイブ: 2010.12.28.Tuesday

冬の庭

冬枯れの庭の中で、磯菊(イソギク)の花が咲いています。この庭の中でいちばん最後に咲く花です。毎年、茎が大暴れするので、今年は春に思い切って短く切り戻したのですが、それでもやっぱり、くねくねと伸びてしまいました。切り戻す時期が早すぎたのかもしれませんね。 でも、白く縁どられた葉がとってもきれいです。

冬の庭には、いろいろな鳥が姿を見せてくれます。
今日は、西洋カマツカの実を、ツグミらしき鳥が食べにきていました。調べてみると「セイヨウカマツカの実は、渋みが強く、鳥達は他に食べる実がなくなってから食べ始める」と書いてあります。秋からずっと赤い実をつけていましたが、この1週間ほどの間にほとんどなくなりました。そろそろ鳥達はエサさがしに必死なのかもしれません。ツグミは遠くロシアから飛んでくる渡り鳥です。日本のおいしい木の実をたくさん食べて冬を越してほしいですね。

いくつか取らずに残しておいた石垣の上のみかんの実を、メジロがつついています。
落ち葉の間をかさこそと動いている小さな鳥もいます。どうやらヤブコウジの実を食べているみたいです。落ち葉に隠れて目立ちませんが、紅葉したヤブコウジがあちらこちらに生えているのです。

葉を落とした木々の枝先には、それぞれに可愛らしい新芽がついています。
ドウダンツツジの新芽をカメラのファインダー越しに見ていると、細いろうそくの先に火が灯っているように見えてきます。

「植物は手を抜くことがないですよね」と言われたお客様がいらっしゃいましたけれど、ほんとうですね。季節ごとの営みを続け、葉を落とすときにはもう新芽をつけて、すっかり春の支度を済ませているのです。毎年のことながら、感心してしまいます。
忙しく迎える年末に、木々の枝先を眺めながら、バタバタとあわただしく毎日を過ごしている自分のことを考えます。去年の今頃も同じようなことを思っていたのですけれど。もっとゆったりした気持ちで丁寧に暮らしたいなと。

Category: 庭の草木