アーカイブ: 2010.4.4.Sunday

利休梅

利休梅(リキュウバイ)の花が咲いています。
純白の花が遠くから見ても清々しく、近付けば、まん丸の蕾も愛らしい、大好きな花です。

3年ほど前から、月に一度ののんびりペースなのですが、お茶のお稽古に通っています。
お茶の道具に使われる模様に「利休梅」というものがあります。千利休が愛用していた黒棗(なつめ)を入れる仕覆に使われた織物に現された花模様です。この模様と実際の利休梅の花びらのつき方がそっくりなのです。
利休がこよなく愛して茶花に使った花なのだろうと思っていたのですが、利休梅は、明治末期に中国から日本に伝わった植物で、利休の生きた時代にはなかったのだそうです。よく似た模様が先にあり、のちにこの木の名前になったというわけです。

こちらもお茶にちなんで、黒文字(クロモジ)です。樹皮に黒い模様があることからそう呼ばれるようになったそうです。弾力性に富み、細くても折れにくいので、ようじなどに使われます。それで、和菓子をいただくときに使うようじを「黒文字」と呼ぶのです。

ぴんと立ち上がった葉の下に、よく見なければ気付かないほどの、小さな花をつけています。少し緑がかったクリーム色が、春らしいやわらかな色です。

先月の庭だよりでご紹介した芽吹きの写真と比べてみると、半月の間に、こんなに姿が変わりました。静かな植物達の持つエネルギーに、驚かされるばかりの季節です。

Category: 庭の草木