カテゴリー別アーカイブ: 日々のあれこれ

春を呼ぶ雨

先週は、高熱を出してダウンしてしまい、3日間の臨時休業をいただくことになってしまいました。 急なお知らせでご迷惑をお掛けしてしまい、大変申し訳ありませんでした。 開店以来、体調不良で店を休んだことは一度もなかったのに、がっくりです。 体調管理が甘かったことを反省しております。 無理のきかない年齢になったので、そこをちゃんと自覚しないといけませんね! 十分気を付けていきたいと思います。

昨日の「はけのおいしい朝市」は、あいにく小雨のぱらつくお天気の中での開催でしたが、たくさんの方に足をお運びいただき、ありがとうございました。 初めての出張販売でしたけれど、主催者の皆さんやお客様の温かな雰囲気に助けられて、いつも通りリラックスしてよい時間を過ごすことができました。 帰宅後、私もお土産に買ってきたキッシュやベーグルをおいしくいただいて、大満足の一日でした。


今週から、平野日奈子さんの「早春のうつわ展」が始まります。 会期中は、常設のお品物も一部展示致します。 西山芳浩さんのしのぎ小鉢や細しのぎグラス→ 、沖澤康平さんのReグラスやボウル「hat」など、春らしくガラスの器も並べたいと思っています。 この機会にぜひ合わせてご覧ください。

今日のお写真の紹介を、左上から時計回りに。
・TETOTEさんの手刺繍の小箱。内側に使われているヴィンテージの布の色使いが素敵です。
・mitome tsukasaさんのハルジオンの綿ひもネックレス。 4月には、個展を予定しています。
・motorinue&Lokhmeさんのティッシュバッグは、黒猫・カメラ・ブルドッグの3種を在庫しています。
・岩野綾さんの拭き漆のスーブスプーンは、なんとも言えないニュアンスがありますね。
 ミルクティーのような色の白漆のティースプーンも、とても可愛らしいですよ。

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この1週間ほどは、冬から春へ、たしかに季節が動いたように感じられる日々でした。 ひと雨ごとに春になるという言葉通りに、空気がしっとりとして、春の気配を感じます。 季節の変化を感じにくい東京でも、いちばん敏感にその移り変わりを感じ取れる時期のような気がします。
二十四節気で言うと、今は 「雨水 (うすい)」の終わり頃ですね。 降る雪が雨に変わり、野山に積もった雪が解けて水となり、大地を潤して、草木が芽生えるとされる時節です。 昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。 あと3日もすると、次の節気は「啓蟄 (けいちつ)」。 大地が温まり、土中で冬ごもりしていた虫が、春の訪れを感じて穴から出てくるという意味があります。 まだまだ寒い日はあっても、もう気持ちは春だなぁ、と思うのでした。
先日の記録的な大雪で庭を覆っていた雪も、先週の雨でようやくすべて融けました。 木々の枝先の小さな変化も見逃さないように、早春の日を大切に過ごしたいです。

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春の支度

 ヒメシャラ

長い冬季休業をいただき、ご不便をお掛けしました。 お休みと知らずにお店に足を運んでくださった方がいらっしゃいましたら、大変申し訳ありませんでした。 これに懲りずに、またご来店いただければ幸いです。
今週から、通常通り、木・金・土曜日の週3日営業致します。 今年は、常設の営業日にもお客様に来ていただけるように、じっくりと普段の仕事に取り組んでいきたいと思っています。 展示会の時にしかお店にいらしたことのない方も多いと思うのですが、いろいろな素材のものが仲良く並ぶ百草の庭らしい普段のお店の様子も、ご覧いただければ嬉しいです。 昨年より企画展は少なくなりますが、ひとつひとつの展示会を大切にしていきます。 3月には平野日奈子さん、4月にはmitome tsukasaさんの個展を予定しています。それぞれ3度目・4度目の展示会になり、こうして回を重ねて作り手の方と繋がっていけることが、とても心強いです。

今日は立春。
雪が降り出しそうな寒空ですが、庭に出て木々の様子を見てみました。 枝先に瑞々しい新芽をつけて、すっかり春の支度を整えて、新しい季節を待っています。 年が経つにつれて、こうして毎年変わらずに繰り返される自然の営みを、ありがたく思うようになりました。
また明後日から、気持ちも新たに皆さまのご来店をお待ちしています。
   

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2014年 今年もよろしくお願いいたします。

新しい年を迎え、皆さま、穏やかによいお正月を過ごされましたでしょうか。
新年のご挨拶が遅くなり、大変失礼致しました。 私事でいろいろあり、仕事の再開が遅れておりましたが、来週から、また少しずつ「庭だより」を書き始めたいと思っています。 しばらくスローペースになるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。
今年もたくさんのよい作品を皆さまにお届けできるよう、ここに来るといつもゆったりと楽しい気持ちになれると思っていただけるような場所を作れるよう、努めてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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今年もありがとうございました。

お陰様で、今年の営業をすべて無事に終了致しました。
お店に足を運んでくださった皆さま、遠くで近くで、いつも「庭だより」を読んでくださっている皆さまに、心から御礼申し上げます。

今年は、6つの展示会があり、私なりに精一杯の全力疾走の一年でした。 お店を始めて4年余りが経ちましたが、お客様や作り手の皆さんと気持ちが通い合ったと感じるときの喜びが、いつも仕事の励みになっています。
「新しい形を作り出したい」という、作家の方達の心の奥から湧き上がる気持ちに打たれることが、今年は多々ありました。 展示会の在店日のお話の中から感じるそんなことが、とても心に残っています。 ものづくりをして暮らしていこうと決めた人たちのそうした気持ちは、私には想像してみることしかできないのですが、なにかのご縁でお店に並ぶその作品たちを、少しでも多くの方にご覧いただけるように努めていこうと改めて思いました。

1月は、建物に足場を組む外壁工事などもあり、また、ここらへんでちょっと息を整えようかという気持ちもあり、一ヵ月の冬季休業をいただくことにしました。 立春の頃に、気持ちも新たに営業を再開したいと思います。
長いお休みをいただき、申し訳ありませんが、お店のお休み中も、「庭だより」はいつも通り更新して、作品をご紹介していくつもりです。 お問い合わせや、お取り置き・通信販売のご注文などのご希望があれば、いつでもお気軽にご連絡ください。

今年は、大掃除も年賀状も、みんなこれからです。 新しい年、ひとりの時間がきたら、まずは、やかんを磨き、カーテンを洗い、冷蔵庫の中をきれいにして、繕いものをして、常備菜を作り、それから、少し本を読む。 ずっと後回しにしてきた、そんな身の回りのことから始めたいです。 娘たちに、身の回りをきれいにしないと福の神が逃げてしまうよ、といつも言ってますが、全く説得力のないことになっていますので !

今年一年ありがとうございました。 皆さま、お健やかに、よいお年をお迎えください。

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夏の終わり

昨日からぐっと気温が下がり、今日も一日、窓を開けて気持ちよく過ごせました。
夏の終わりはいつも突然やってきます。 この暑さはいつまで続くのかと思っているある日、急に秋風が吹いて、えっ、これで今年の夏は終わりなの、と驚いてしまう。 毎年そんな風なのです。 また暑さは戻るようですが、もう秋が近づいているのですねぇ。
窓の外からは虫の声の大合唱が聞こえます。 ツクツクホウシ、スズムシ、ウマオイ、ヒグラシ。 虫は、どちらかといえば苦手ですけれど、虫の音を聴きながら、この小さな山の草陰にどれだけの虫が生きているんだろうと想像するのは愉快です。

子供たちの夏休みも終わりに近づき、いろいろな予定がつまっていて、定休日にもなかなか写真を撮る時間がありません。 ほんとうに忙しいには違いないのですが、家のことも仕事のことも、いつも忙しい忙しいと思っているのはダメですね。 先日、たまたま読んだビジネス関連の記事に、「忙しがるのは二流の証拠。優秀な人は猛スピードで静かに動く」 とあって、はーっ、そうだよなぁ… と我が身を省みました。 仕事が遅くて、しかもバタバタしてる! 果たして私にも静かに動ける日がくるのかどうかわかりませんが、9月になって2学期が始まったら、またエンジン全開で仕事に励みたいと思います。

お待たせしていた津村里佳さんのガラスドームが入荷しました。 可成屋さんからは、7種類の無添加ジャムが届いています。
庭のホトトギスの花が咲き始めました。 今週も明日から3日間、皆さまのお越しをお待ちしています。

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松本から、ただいま。

先週末は、松本に行ってきました。
一日目は、夏のような陽気の中、「クラフトフェアまつもと」でたくさんの作り手の力のこもった作品を見てきました。 日本には、ものづくりをする人と、その手仕事の作品を使いたいと思う人が本当にたくさんいることを、改めて実感しました。 お世話になっている作家の皆さんの作品が屋外に並ぶ様子は、気持ちよく新鮮で、いろんな方がブースに近づき手に取るのを見るたびに嬉しかったです。

写真は、香川県・ペブル印房さんの着色土器のはんこです。 焼き物のはんこ、そこからつながった和紙、それから針金と、それぞれの素材と向き合い、一人日々考え、ひとつの世界を作り出したことが感じられる展示でした。
「工芸の五月」と銘打って、市内のいろいろな場所で展示や催しが行われていて、美術館も老舗も新しい店も、ゆるやかにつながっていることが、とてもうらやましく感じられました。 多摩地域や京王線沿線でも、なにかこうした横のつながりを持てたらいいですねぇ。 よい刺激を受けました。
二日目には、宿泊した穂高で山の景色を楽しみ、松本民芸館にも足を運ぶことができました。 こうして旅をするのは久しぶりのことでした。 子供も成長して留守番の心配もなくなったし、これからはもう少しフットワーク軽く、地方に出掛けていきたいと思います。

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立夏

西山芳浩・mitome tsukasa二人展は、昨日で会期を終了致しました。 ご来店くださった皆さまに、心から御礼申し上げます。
初日に金沢から来てくださった西山さんが、 「うん、いい展示だ」と、帰り際に小さく呟いたひと言がとても嬉しかったです。 mitomeさんの作品を目指していらした方が、西山さんのきれいなガラスに魅せられて購入されたり、逆に、ガラス器を選ぶつもりでいらした方が、一目惚れでアクセサリーを購入されたり、そんなことも多かった楽しい二人展でした。 お客様と作品とのいくつものよい出会いに立ち合うことができ、今回もまた、この店を続けていくことへの大きな励みになった気がしています。

一部の作品は、引き続き常設でもお取り扱い致しますので、在庫状況については、どうぞお気軽にお問い合わせください。

今日は立夏。
庭に咲く丁字草の花は、私にとって夏を告げる花です。 近付かなければ気づかないような目立たない花ですが、ブルーの小さな星のような花も互生する細長い葉も涼しげで、大好きな花のひとつです。 今年は少し早く咲きました。
木々の青々とした若葉から、たくさんの力をもらえる季節ですね。 暑い夏が来る前に、私もしっかりエネルギーを蓄えておこうと思います。

今週から2ヶ月間は、ずっと常設の展示で営業致します。 じっくりと普段の仕事に取り組める時期を持ちたいと思っていたので、この2ヶ月間の仕事も楽しみです。
小澤基晴さんのリム皿、平野日奈子さんのマグカップ、沖澤康平さんのガラスのそば猪口、サノアイさんの木のお皿、さこうゆうこさんの掛け花入れ、card-yaさんの蜜ろうキャンドル、柴崎智香さんの鉄の燭台、トモタケさんの泥染めのコースターなどなど、そんな定番の作品を改めてご紹介していけたらいいなと思っています。
気持ちのよい季節、ぜひお散歩がてらお出掛けください。 お待ちしています。

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蕾と花のあいだ

平野日奈子作品展は、23日に終了致しました。 会期中、お越しくださった皆さま、ありがとうございました。 平野さん独特の質感とセンスのよい形の器たちを、皆さんゆっくりとご覧になって選んでくださいました。何度も手に取って眺めて、時々並び替えて、2週間親しんだ展示を片付けて搬出する作業は、いつもながらちょっと寂しい気持ちがします。
2日間ご一緒した平野さんのお話からは、新しいものを作り続ける強い創作意欲を感じました。これからのご活躍がとても楽しみです。 作品の一部は、常設でも引き続きお取扱いしていますので、在庫状況については、どうぞお気軽にお問い合わせください。

展示会が始まる時には、まだ固い芽をつけていた庭木の枝先が、先週、雨が降って気温が上がり、一斉に動き出しました。 リキュウバイ、セイヨウカマツカ、ウツギ、クロモジ、シロヤマブキ、私の好きな木がみな同時に芽吹き、蕾をつけています。 今日は、また気温が下がり雨の一日でしたが、この雨が恵みとなって、これからまた一日一日、勢いを増していくでしょう。
このリキョウバイの蕾が大好きです。 花を咲かせる直前のふっくらした蕾は、純白の絹のくるみボタンのよう。 蕾と花のあいだの短い時間が、ゆっくり過ぎてほしいと願います。

先週の火曜日に、長女の中学校の卒業式がありました。 子供から大人になる途中の、蕾と花のあいだの時間を生きているあの子達のことを、雨あがりの庭に立って思い出していました。 私は自分の卒業式で泣いたことはないけれど、歌いながら涙を拭う娘を見て、少しもらい泣きでした。 みんな、よい思い出を心の引き出しに大切にしまって、前に進んでもらいたい。旅立ちの日を迎えた若い人たちが、本当に眩しく感じられた一日でした。

さて、今週からはまた常設の展示に戻って営業です。
岐阜県のさこうゆうこさんから、吹きガラスの花入れや器が入荷しています。
去年も載せたものなのですが、ちょうどリキュウバイの花を入れたさこうさんの作品の写真があったのでご覧ください。 「ペラペラ」という名前の花入れです。 生け口が薄く作られているので、花の据わりがよく、ちょっと摘んできた花を生ける時にも重宝しています。 横から見るとガラスがふくらんでいてコロンとした形、見る角度によってずいぶん印象が違います。
この他、カケハナイレ、ポケット 、クスリビンなどの花入れも届いています。 どれも花を入れた時にいちばんきれいに見えて、さこうさんご自身が植物が好きだから作れる作品だなといつも感じています。 ダエンのお皿(大小)、ダエンのボウル、リム皿(大小)、グラスジェリーのコップ、片口などもご覧いただけます。
これからガラスの展示が少しずつ増えていく季節です。 お気に入りのひとつに出会っていただければ嬉しいです。

さこうゆうこ 花入れ「ペラペラ」 幅 約8.5cm × 高さ 約9cm  ¥2,625-

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増田由希子さんの「メリーゴーランド」

増田由希子さんのワイヤー花器「メリーゴーランド」です。
とっても素敵な花のあしらい! それもそのはず、増田さんがアレンジされたお写真をお借りしました。 リースやワイヤー花器をお取扱いさせていただいている増田由希子さんは、フラワーコーディネーターとしてご活躍されているのです。 「蔓性の植物をからませると素敵ですよ」とアドバイスをいただいたことがあったのですが、こんな風になるんですねぇ。

円形の幅広のブリキにワイヤーで小さな試験管が5つ下がっていて、遠くから見ても軽やかな姿が印象的です。 花がなくても、形ちがいの葉っぱを何枚か入れるだけでも素敵なのです。
現在、増田さんのワイヤー花器は、「メリーゴーランド」「泡々花器」「Sabi花器」の3種類を在庫しています。

増田由希子  「メリーゴーランド」 径 約14cm × 高さ 約26cm  ¥3,990-  ※2013年5月 再入荷しました。

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今日、上の娘の高校受験が無事に終わりました。 試験当日に元気に全力を発揮できるようにと、それだけを願っていました。 本人の希望した高校に通えることになり、ほっとして、やはりとても気持ちが軽くなりました。 
これから先、強くて立派な大木にはなれなくても、嵐の日にもぐーっとしなって折れてしまうことのない しなやかな枝のように、たくましく優しい人になってほしいと思います。

明日から3月。 また新たな気持ちで仕事に励みます。
  

Category: 日々のあれこれ, 金属・アクセサリー・時計

今年もありがとうございました。

お蔭さまで2012年の営業を無事終了致しました。
今年一年、お店に足を運んでくださったお客様、遠方よりご注文くださったお客様、いつも「庭だより」を読んでくださっている皆さまに心から御礼申し上げます。

今年の10月に百草の庭は開店3周年を迎えました。 夢中で駆けてきて、時々どこに向かって走っているのか分からなくなったりしながらも、いつもお客様に悦びをいただいて、少しずつ進んできたように思います。
なにも経験のなかった私が、40歳を過ぎてから店を営むことになるとは思っていませんでした。 こんな風に生き方が変わっていくなんて不思議なものです。 先日、中村勘三郎さんが57歳の若さで亡くなられましたけれども、あれだけ志の高い方であれば、どんなにか心残りだっただろうと思います。自分の人生が57歳で終わってしまうとは誰も思わないです。 ありきたりな言い方だけれど、人生なにがあるか分からない、本当に今できることをひとつひとつやっていくだけだと思うのでした。

こんなことを考えるのも年の瀬だからですねぇ。 まったくバタバタと忙しく過ぎてしまい、身のまわりをすっかり片付けて新年を迎えることはできそうにありませんが、今日と明日は家の片付けとお正月の準備に励みます。
ご注文の品が到着した感想の書かれた嬉しくなるようなメールや、心温まるお手紙など、いつも本当にありがたく拝読しています。 まだお返事を差し上げていない方へも、年が明けてから、冬休みの間にゆっくり書かせていただきます。

細い枝先に新芽をつけて、ちゃんと春の支度をしている冬の木々を見習って、冬休みの間にしっかりお店のことも家の中のことも整えたいと思います。 お問い合わせや通信販売のご注文などメールの対応は1月7日(月)より、お店は1月17日(木)より営業致します。

皆さま どうぞお健やかに よいお年をお迎えください。
  

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