カテゴリー別アーカイブ: 日々のあれこれ

青いどんぐり

半月前までの猛暑が嘘のように急に涼しくなって、ほっとしつつも、少し寂しい気持ちのする夏の終わりです。

駅から店に向かう坂道には、風で振り落とされた青いどんぐりが落ちています。
風の強い日でもないのに、ぱつりとハサミで切られたような枝先が落ちてくるのです。コナラの木が生きていくために、なにかこうする理由があるのかもしれません。

そうそう、6月にネジバナが一輪だけ庭に咲いた話→ を書きましたが、その後、植物学を学んだ人にその話をしたところ、10年も土に埋まっていた草木の種が芽を出すようなことはよくあるのだ、と言っていました。
だからこの花は、私が6,7年前に庭に植えたネジバナが残した種から咲いたものだったようです。ずっと地中で時を待っていたというわけです。芽を出すのは今だ、今年なら花を咲かせられると、いったいどうやって判断しているのでしょう。不思議です。
   
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今週もいつも通り、木・金・土曜日に営業しています。
松塚裕子さんのピッチャー・小川佳子さんの耐熱皿・サノアイさんのお盆、たくまポタリーさんのマグカップ、沖澤康平さんのワイングラス・TETOTEさんのブックカバーなどなど、お薦めのものいっぱいで、今日もお待ちしております。
     

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毎日本当に暑いですね。皆さま、お変わりなくお過ごしですか。
猛暑の中の外出が続き、私はすっかりバテてしまい、久々のお便りになってしまいました。

高校野球の選手達を見るにつけ、若さってすごいなぁと思うこの頃です。
我が家の二人の高校生は、どちらも文化系ですが、夏休み中もお弁当持ちで部活です。長女は高3で受験生なのですが、部活引退はまだ先で.. 。今日から「びわこ総文」に参加するため滋賀県に遠征しています。びわ湖ホールで歌えて、またひとつ思い出に残る演奏になることでしょう。琵琶湖のほとりにある、ロケーションも音響や設備も素晴らしいホールだと聞いています。
この数日間、合唱コンクールに行って若い人達のひたむきな歌を聴いたり、大学のオープンキャンパスにお伴して進路について一緒に考えたりしていて、珍しく自分の高校時代のことなど思い出していました。私にもいろいろな選択肢があったのだと、今頃になって思ったりして。たとえば、本当に好きだった、歌うこと、合唱。ソロの歌い手にはとてもなれなくても、たとえば、音楽の先生になって合唱部の顧問をしたり、バックコーラスで歌ったり、そんな職業を目指すこともできたのかなぁ、なんて想像してしまいました。
   
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さてさて、そんな夏の妄想はおしまい。
明日から、またキリリとネジを巻いて開店です。冷たい梅ジュースやお茶をご用意してお待ちしていますので、ぜひゆっくり涼んでご覧になっていってください。


今日のお写真、左上から。
釉薬を掛け分けて格子模様を描いた小川佳子さんの8寸皿です。ご飯茶碗・そば猪口・薬味箱・マグカップなども在庫しています。
アトリエ倭さんのブックエンドは、現在、3種の樹種をOnline Shopでご紹介しています。
トモタケさんの泥染めのタンポポのテキスタイルパネル。小さなA5サイズです。壁面に掛けるほか、棚の奥に立て掛けて手前に小物を飾ると、とても素敵です。
mitome tsukasaさんの真鍮のピアス「bloom」です。イヤリングのご注文も承ります。

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シラユキゲシの花

久しぶりに雨が降りました。日ごとに緑の濃くなる庭の草木は、水分をたっぷりと蓄えて、ますますエネルギーに満ちているようです。
庭の隅では、シラユキゲシが最後の花を咲かせています。丸い大きな葉っぱと、ひょろっと立ち上がった茎の先に咲く清楚な花が、おもしろいバランスです。日陰でもたくましく育ち、地下茎を伸ばして、思いがけないところから新しい株が出てきます。
  
5年前にお店を始めたばかりの頃は、今よりもっとのんびり営業していて、お客様が気に入ってくださった花を、その場でシャベルで堀り上げて差し上げたりしていました。このシラユキゲシも株分けしたことがあり、翌年に「ちゃんと根付いて花が咲きました」と報告していただきましたっけ。今年も咲いているでしょうか。
春先には国内でも国外でも痛ましい事件があり、自然災害も多く、気持ちが沈むことも多い中で、こうして毎年変わりなく同じ営みを繰り返す自然の姿がありがたく感じられます。
      
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この春は、下の娘が高校に入学して新生活が始まり、イベントや展示会も続いて、毎日が飛ぶように過ぎていきます。展示会が終わると、仕事も家事もあれもこれもやりたいと、気持ちばかりはやるのですが、なかなか追い付かないこの頃です。
今年度は、長女の高校のPTAの役員になりました。毎月土曜日に部会があるため、敬遠していたのですが、卒業の年にくじ引きで当たってしまいました。できるだけお店に支障のない仕事を引き受けたいと思っていますが、大事な部会や行事のお手伝いの時など、何度か臨時休業をいただくことになりそうです。早めにお知らせしますので、ご了承ください。
4月からお弁当作りもふたつに増えて、ちょっとここらでおかずのレバートリーを増やそうかと、気持ちも新たにNHKの『きょうの料理』のテキストなど買ってみました。録画して見ていますが、これからちゃんと我が家の食卓にいかせるでしょうか。
5月の緑から元気をもらって、また「庭だより」も更新していきますね。
   
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今週と来週は、常設の展示で営業中です。
サノアイさんのお盆が入荷しましたので、Online Shopに掲載しました。Online Shopに載せているのはお店の商品のごく一部のものです。「庭だより」をご覧になって気になるものがございましたら、通販販売のご注文も承りますので、お気軽にお問い合わせください。
店内にはもりもりとお品物が並んでいます。お近くの方はぜひ遊びにいらしてください。

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道草マーケットのご報告


春の道草マーケットが終了しました。3日間、たくさんの方に足をお運びいただき、ありがとうございました。
期間中にお買い上げいただいた売上総額の5%を「東日本大震災 芸術・文化による復興支援ファンド・GBFund」 に「百草の庭 道草マーケット」の名前で寄付しましたことをご報告いたします。
こうして毎年、被災地に小さな力を届けることができるのは、道草マーケットに限らず、日頃お店をご利用くださるお客様のお蔭です。ありがとうございます。

GBFund(ジービーファンド)」に寄せられた寄付金は、東日本大震災の被災者を応援する目的で行われる芸術・文化活動と、被災地の有形無形の文化資源を再生していく活動の助成金に使われます。
元旦の獅子舞、夏の七夕、秋の神楽など、東北地方は祭りや郷土芸能がさかんな土地です。一説には千もの郷土芸能があると言われていますが、震災の影響で必要な道具や装束、建物が大きな被害を受け、代々の営みが存続の危機にあります。
これらの祭りや郷土芸能の再興を支援することが、地域のコミュニティー再生への力につながることを願い、現在は「百祭復興プロジェクト」が進行中です。

東日本大震災から4年が経ちました。
4年前の今頃は、日野市では計画停電があり、窓からの光だけでお店を営業していた時間もありました。まだ寒い日も多く、湯たんぽを抱えながら、避難所にいる方達は、どんなに寒い思いをされているだろうと思ったことを覚えています。国中が被災地に想いを寄せ、節電に努めようとしたあの時のことを、忘れないでいたいです。
この基金が、長期にわたって充実した支援を実現していけるよう願っています。 

GBFund ホームページ https://www.mecenat.or.jp/gbfund/
※写真は、こちらのホームページからお借りしました。

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2015年 始まりました。

   
2015年、新しい年を迎えました。 今年もどうぞよろしくお願い致します。

今年は、のんびり静かな年末年始を過ごしました。 自宅のあちこちの収納を整理して、すっきりしました。 お正月は実家に帰り、父と姉と一緒に初めて箱根駅伝を見ました。 仲間にたすきをつなぐ長距離走には、いろいろなドラマがあるのですねぇ。 すっかり引き込まれて、にわかファンになり、翌日もニュースに見入ってしまいました。
新年のご挨拶が遅れておりましたが、冬季休業明けを待っていてくださったように、お問い合わせのメールが届き始めたお蔭で、仕事のエンジンがかかりました。 今週から通信販売の業務を再開しています。
店舗の営業は、10日(土) からです。 なにかお楽しみを用意したいなぁ と思い、今年は福袋を作ることにしました。 福袋と言っても、袋に入っているわけではないので、中身は手に取ってご覧いただけます。 どんなものになるでしょうか?

多摩地域の雑誌 『たまら・び』 の 「多摩のうつわに会いに」という特集の中で、当店をご紹介いただきました。 百草の庭は、器の専門店ではないですが、素敵な器がいろいろありますよ、はい!  今号の「まちの特集」は府中市ですが、百草園駅は、日野市の中では南東の端っこ、府中市と多摩市との堺の近くにあり、府中駅からは京王線で10分のところです。 ぜひ合わせてお出掛けください。

1月と2月は、常設の展示で営業致します。 陶磁器 ・ガラス ・木 ・布もの ・アクセサリー ・ろうそく ・籠 ・紙ものなど、いろいろな素材の暮らしのものが仲良く並びます。
百草の庭が、皆さまにとって、ほっと気持ちが和んだり、美しいものに心弾む場所でありますように。 今年もご来店を心からお待ちしています。
   

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今年もありがとうございました。

   
通信販売のご注文の発送を全て終えて、ほっとした気持ちでパソコンに向かっています。
今年一年、ありがとうございました。坂道をのぼり、お店に足を運んでくださった皆さま、通信販売をご利用くださった皆さま、そして、近くで遠くで「庭だより」を読んでくださっている皆さまに、心から御礼申し上げます。

一年が過ぎるのが本当に早くて、やりたいと思いながら実行できずに終わってしまったことが、いろいろと思い返される年の瀬です。今年は、年齢的なものなのか、どうにも体調が悪くて頑張りがきかないことが多かったので、来年は体調管理をもっとしっかりしていこうと思っています。まずは、夜中にパソコンを開くことをやめること、もっとたくさん歩くことから始めたいです。
オンラインショップのページの開設は年越しとなってしまいましたが、少しずつ準備を進めています。楽しみに待ってますというお声もいただいているので、頑張ります。来年も、より充実したお店作りをできるよう努めて参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

今年は、いろいろなことがあった一年でした。
4月に母との別れがあり、これまで考えたことのなかった人生のいろいろについて、思いを巡らせることも多かったです。時々、母のことを思い出しますが、悲しい気持ちで思い出すわけではありません。 きっとお店の庭の草蔭から仕事を頑張ってやっている様子をご覧になってますよ、と言ってくださったお客様がいらっしゃいましたが、そうなのかもしれませんね。
10月には、百草の庭は開店5周年を迎えました。まだまだ未熟な店ですが、作り手の皆さんやお客様からいただいた温かなお祝いの言葉を励みに、また5年、10年と、続けていこうと思えました。

秋には、もうひとつ我が家で嬉しいことがあったので、少し書かせてくださいね。
高校2年生の長女の合唱部が、合唱コンクールの全国大会に出場しました。盛岡に遠征し、銀賞をいただいて、とてもよい思い出になりました。
私も、学生の時も社会人になってからも合唱をしていたことがありますが、コンクールに出たことは一度もなくて、いつも演奏会に向けて練習していたので、コンクールの結果に一喜一憂する高校生たちの様子を、時に複雑な気持ちで見てきました。でも、東京都代表に選ばれた日の演奏は、涙が出るような心に触れる歌だったので、審査員の方達も今日のこの子達の演奏に感動したんだなと、素直に思いました。
盛岡に向かう東北新幹線の中から、「もうすぐ盛岡駅に着きます。 山に雲がたなびいて、とてもきれいです」 と車窓から撮った写真や友達と顔を寄せ合った写真を添えた、ご機嫌のメールが届いた時には、しみじみ良かったなぁと思いました。
子供たちに楽しい思い出を作ってあげることが、親のつとめであるように思ってきました。大人になって、つらい時や、ふとした時に開ける、心の引き出しにしまわれる幸せな思い出を。でも、もう、自分一人で選んだことで、自分の努力で、よい思い出を作れるようになったんだと感じました。
下の娘は、中学3年生で、今年は受験生です。初めての試練というところですね。あと2ヵ月、もうひと頑張りです。

すっかり冬枯れの景色となった庭の中で、いちばん最後にイソギクの花がひっそりと咲いています。銀色に縁取られた葉が、とてもきれいです。
来年は、庭仕事をする時間を少し取り戻して、また山野草を植え直したいです。 ガーデンデザイナーのポール・スミザーさんを取材したTV番組を見て、そう思いました。この話はまた改めて書きたいと思います。

来年は、1月10日(土)から、通常通り 木・金・土曜日の週3日営業致します。また皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

どうぞお健やかに、よいお年をお迎えください。
      

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夏休み日記 ・ 思い出のもの

  

こんにちは。 なんと3週間ぶりの更新になってしまいました。
具合を悪くしているのか、それとも海外旅行にでも行っているのかと思われたかもしれませんが、いえいえ、夏バテしつつも、自宅であれやこれやしながら過ごしております。

ずっと気になっていた各部屋の収納を大整理し、特に子供部屋は、家具を買い替えたり移動したり、初めて大きな模様替えをしました。 娘二人の引き出しや棚の奥からは、幼い頃の懐かしいものがいろいろと出てきました。 文房具などはだいぶ捨てましたが、あとは「これは捨てられないね」というものばかりです。 写真の犬のぬいぐるみは、私にとっても思い出深い「コロワン」です。 娘が4歳の頃に手芸の本を見て作ったもので、背中にファスナーがついていて、ポシェットになっています。 本当にどこに行く時にも一緒でした。 工夫したのは、リボンで首輪をたくさん作ったこと。 出掛ける場所や時間に合わせて付け替えていましたっけ。
毎年悩んで選んだ贈り物などを、子供たちが大事に残してくれているのは嬉しいことです。 いろいろなものが使い捨てられる時代ですが、たくさんのものはいらないから、自分の好きなもの、きれいなものを、長くそばに置いて暮らしていくことの楽しさが、娘たちに伝わっていけばいいなと思います。

二人は高校2年生と中学3年生。 下の子は来春に高校受験を控えていて、夏休み中にいくつも一緒に高校見学に行きました。 志望校をさっさと決めてしまった上の子とちがって、なかなか慎重です。 今は少子化のため、各校が説明会や学校公開を盛んに行っています。 学区制だった私達の時代にはなかったことで、少しうらやましい。 都立高校でも、校長先生の考え方、カリキュラムや学校の運営の仕方には結構違いがあって、おもしろいものです。
夏休みが子供中心に進むのも、今年あたりでそろそろ終わりかなと思いながら、合唱部のコンクールの演奏を聴きに行ったり、映画を観に行ったり、修学旅行の洋服を選んだりと、一緒に時間を過ごしています。

お休みの間に、お店のことも家の中のことも、ようやくいろいろなことが片付いたり、動き出したりしています。 どうしてこれくらいのことを何ヵ月もできずにいたのかなと思うことばかりです。 まずは健康に留意して、日頃から、何事ももっとマメにならないといけませんね。
今年はとても長い夏季休業をいただいてしまい、申し訳なく思っていますが、またいつも通りの「庭だより」を再開します。 どうぞよろしくお願い致します。
    

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暑中お見舞い申し上げます。

  

暑中お見舞い申し上げます。
猛暑の日が続いていますが、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。
こちらは、今週から外壁の塗装工事が始まり、養生シートで覆われて窓も開けられず、クーラーをつけていない部屋には暑くて入ることもできない状態なのですが、なんとか元気にしております。 この暑さの中で、足場の上を動き回り、せっせと手を動かす職人さんの仕事ぶりは、ほんとにすごいですね。 私にはとても真似できません。
そんなわけで、もうしばらくは写真が撮れませんが、工事が終わったら、お休み中も少しずつ作品のご紹介をしていきたいと思っています。

今年は、例年より長く夏季休業させていただくことになりました。
母が、昨年末からの短い闘病生活のあと、4月に他界しました。 看護のために実家と行ったり来たりしながら、3月と4月の展示会を無事に終えたあとは、やはり少し力が抜けたような仕事ぶりだったかもしれません。 一人で営む店の弱さを感じました。
10代の頃も大人になってからも、母に反抗することもあったけれど、最後にたくさんの時間を共に過ごし、本当に心が通い合ったことは幸せなことでした。 自宅療養をしていた和室の介護ベッドの脇で、母の好きなグリークラブの男声合唱を一緒に聴いたこと、最後の2週間を過ごした緩和病棟の窓越しに満開の桜を見たこと、亡くなる数日前まで 「おいしいねぇ」と言ってみかんのゼリーを食べたこと、そんなよい思い出が残されたことに感謝しています。
この半年ほどは新規の作品のご紹介も滞っていましたが、また少しずつネジを巻いて仕事を進めていきます。 この夏の間、ひと休みしたら、溜まりに溜まった家の雑事を片付け、秋冬と来年のための仕事の仕込みをしっかり頑張りたいと思います。
お客様からお年賀状やお手紙をいただきながら、それぞれにお返事を書けないまま失礼してしまうことがあり、申し訳なく思っています。 ひとつひとつ嬉しくありがたく拝読しています。 この「庭だより」を、近くで遠くで読んでくださっている方達、この小さな店に心を寄せてくださる方達がいることに、いつも励まされています。
      
   
今日の写真の花は、庭に咲く 「金水引(キンミズヒキ)」 です。
長い花序を水引に例えて名付けられたようですが、タデ科のミズヒキとは異なり、バラ科の植物です。 今年もずいぶん株が増えて、強い日差しの中でも元気に葉を広げています。 キンミズヒキの実には鉤型に曲がった刺があり、動物の身体にひっついて運ばれます。 ここらには、ノラ猫なのか飼い猫なのか分からない猫が何匹もいるので、その猫たちが、あちこちに種を運ぶ役目を果たしているかもしれません。

お元気でこの暑い夏を乗り切れますように、どうぞお身体にお気を付けてお過ごしください。
      

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ニワナナカマドの白い花

青々と茂った葉の中のニワナナカマドの花。 六月の曇り空に咲くこの花が好きです。
ナナカマドとは異なり、紅い実もならず紅葉もしないのですが、野趣あふれる葉の中に、花穂の小さなつぶつぶの蕾が開花していく様子が、可憐な植物です。 緑の背景があってこそ美しい花だなぁ、といつも思います。

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昨日と一昨日は、学校行事が続き、二日続けて臨時休業をいただき、申し訳ありませんでした。
二人の娘が高2と中3になり、次女は今年は受験生、長女も早くもまた進路のことを考える時期になりました。 これからも、何度か学校説明会などでお休みをいただくことがあると思いますが、早めにお知らせ致しますので、どうかご了承ください。
一昨日、進路説明会に向かう道で、こんなことを思い出していました。 娘が幼稚園生の頃、よく大人たちに「大きくなったら、なにになりたいの」 ときかれるので、ある日、「大きくなったら、それからは、なににもなれないの?」 と言ったことがありました。 まったく素朴な疑問だったのでしょう。 そんなことはないよと答えたのだったか。 その頃は、自分が40歳を過ぎてから店を営むことになるとは思っていませんでした。 ずいぶん大人になってから 「お店屋さん」 になったものです。 どうしてこんなことができたのか、自分でも不思議に思います。 でも、昔から好きだったもの、自分がやってきたことは、やっぱりみんな今につながっているのだとも思います。
   

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くちびるに歌を

昨日は、お店を閉めたあとに、高1の長女の合唱部の定期演奏会に行きました。
コンクールや音楽会のために週6日の練習を続けてきた一年間の集大成の演奏でした。 難曲にも挑み、高校生として精一杯の立派な演奏だったと思います。 なにより声を重ねて歌うことの喜びが伝わってきました。
私も歌が好きで、高校時代には、合唱部とバンドと両方の活動で毎日歌っていました。 今は家の中で口ずさむだけですが、あの頃に歌った歌は、いつも心の芯にあるように思います。 勧めたわけでもないのに、同じことをしている親子っておもしろいものですね。 この先、進学し社会人になって、趣味で合唱を続けることはあっても、こんな風に毎日毎日一心に歌うことは、きっともうないでしょう。 そして、子供の声でもない、大人の声でもない、高校生の若い歌声を聴いていると、かけがえのない今だけの歌だなぁ、と思うのでした。
先日、娘が「歌を歌っているときがいちばん幸せ」と言ったことを、病床の母に話すと、音楽の好きな母は「それはよかったねぇ。 歌は一生どこへも行かないからねぇ」 と言いました。 歌はいつも私達の傍らにあって、人生を豊かにしてくれます。

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