カテゴリー別アーカイブ: 庭の草木

丁字草の花

庭の花が次々に咲き、もう少しゆっくり咲いてと、惜しいような気持ちでいるうちに、春は過ぎていきます。
毎年、薄青色の丁字草(チョウジソウ)の花が咲くと、夏が近づいた感じがします。草丈のわりに花は小さく目立たないのですが、星のような小さな花が集まった姿が涼しげで、なによりこの青い色が、なんとも言えず好きなのです。 秋には、細長い実の中に、お線香のような珍しい形の種ができます。

西洋カマツカ、コデマリ、アマドコロ、姫ヤブデマリと、ずっと白い花が咲き続けていた「百草の庭」に、青と紫の花が咲き始めました。都忘れ、鉄線(テッセン)、シャガ、シランとアヤメも蕾をつけています。色を揃えて植えたわけではないのに不思議です。

朝からにぎやかに鳥の声が聴こえています。注意深く聴き分けると、10種以上の鳥の声が聴こえてくるようです。
まだ上手に鳴くことができず、春先から「ホーケキョケキョ」」「ホーホーホケキョ」という具合だったウグイスの声。ようやく時折「ホー、ホケキョ」ときれいに鳴く声が聴かれるようになりました。

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利休梅

利休梅(リキュウバイ)の花が咲いています。
純白の花が遠くから見ても清々しく、近付けば、まん丸の蕾も愛らしい、大好きな花です。

3年ほど前から、月に一度ののんびりペースなのですが、お茶のお稽古に通っています。
お茶の道具に使われる模様に「利休梅」というものがあります。千利休が愛用していた黒棗(なつめ)を入れる仕覆に使われた織物に現された花模様です。この模様と実際の利休梅の花びらのつき方がそっくりなのです。
利休がこよなく愛して茶花に使った花なのだろうと思っていたのですが、利休梅は、明治末期に中国から日本に伝わった植物で、利休の生きた時代にはなかったのだそうです。よく似た模様が先にあり、のちにこの木の名前になったというわけです。

こちらもお茶にちなんで、黒文字(クロモジ)です。樹皮に黒い模様があることからそう呼ばれるようになったそうです。弾力性に富み、細くても折れにくいので、ようじなどに使われます。それで、和菓子をいただくときに使うようじを「黒文字」と呼ぶのです。

ぴんと立ち上がった葉の下に、よく見なければ気付かないほどの、小さな花をつけています。少し緑がかったクリーム色が、春らしいやわらかな色です。

先月の庭だよりでご紹介した芽吹きの写真と比べてみると、半月の間に、こんなに姿が変わりました。静かな植物達の持つエネルギーに、驚かされるばかりの季節です。

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木々の芽吹き

 利休梅 (リキュウバイ)

ようやく暖かくなり、また庭に出る時間が長くなりました。木々の枝先を見て歩くと、それぞれに芽吹きの時を迎えています。 春が来たんだなぁ、と感じます。
裸だった枝を、数日経って見てみると、若葉が出ていたり、蕾がふくらみ始めていたりと、姿が変わっている。毎日新しい発見がある。それが春の庭の楽しみです。

 黒文字 (クロモジ)

 海棠 (カイドウ)

足元の霜よけになっていた落ち葉を取り除くと、宿根草が顔を出しています。今年もまた出てきてくれた、と嬉しくなります。植えてあるはずのものが見当たらないと、まだこれから出てくるのか、枯れてしまったのかとやきもきします。種が運ばれたり、地下茎が伸びて、思いがけないところに株が増えていて驚かされることも多いです。見覚えのない葉を見つけ、もしかしたら可愛い花が咲くかもしれないと楽しみに残しておくと、大きな葉が茂るばかりで期待を裏切られたり。 毎年、そんなことを繰り返しているのです。


ネジバナ                    アヤメ

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沈丁花

朝、窓の外の雪景色を見て、春はまだ遠いのか、と思いましたが、明るい陽射しにみるみる雪は溶けて、午後にはすっかりいつもの庭に戻りました。

雪を被った沈丁花(ジンチョウゲ)を撮りました。白い雪の間からのぞく蕾の紅がきれいでした。

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鳥と木の実

庭の石垣の上の万両の実がきれいな色になりました。
鳥が種を運んできて生えたものだと思うのですが、何年かけてこれだけ伸びたのか、根元からぴょーんと伸びた茎は1メートルほどもあります。まだ実が固いので、しばらくは鳥に食べられずに、この景色を楽しめます。

いつも不思議に思うのは、鳥はどうして実の熟し加減が分かるのだろうということです。実を食べるときは、飛んできたら、さっと迷いなく実をくわえて飛び去ります。見ることもつつくこともせずに、ちょうど良い食べ頃が分かっているようなのです。

西洋カマツカはすっかり葉を落とし、実がだいぶ熟してきました。えさの少なくなる冬を前に、そろそろ鳥たちが食べにくると思います。食べに来始めたら、数日で実は全部なくなってしまうでしょう。

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笹りんどう

野菊や藤袴の花もそろそろ終わり、冬が近づいてきた感じのする庭の中で、今、きれいに咲いているのは笹りんどうです。茎が四方に伸び、先の方からぽつんぽつんと花をつけていく様子がとても愛らしい。地を這うようにして伸びるこの花を、切り花にして生けることは私には難しくて、時々庭に出て眺めています。

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ナツハゼの実

庭のナツハゼの葉が真っ赤に染まっています。
ナツハゼの紅葉はとても早く、夏の盛りにはもう色づきます。夏にハゼのように紅葉するので「ナツハゼ」と呼ばれるようになったそうです。

この辺りにはまだ雑木林がいくらか残っているので、野鳥が多く、いろいろな鳥が庭の木の実を食べにくるのですが、ナツハゼの実を食べているところはほとんど見たことがありません。だから苦い実なのかなと思っていましたが、調べてみるとそんなことはなくて、この黒く熟した実でジャムなどを作られる方もいるようです。ナツハゼは、ツツジ科スノキ属の落葉低木。同じスノキ属には、コケモモやブルーベーリーがあるんですね。
そんなわけで、今日初めてナツハゼの実を食べてみました。ちょっと苦味がありますが、ブルーベーリーに似た味でした。

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