カテゴリー別アーカイブ: 庭の草木

3月の庭から


3月ももうすぐ終わり。 長かった冬のあとは、春が急ぎ足で過ぎてしまうように感じますね。 駅からお店に向かうお地蔵さんの角の桜が満開、坂道のミツバツツジも一緒に満開です。
忙しい毎日でも、少しの時間を作って、この季節の変化を楽しみたいと思うこの頃です。 写真は、左上から時計回りに、クロモジ、セイヨウカマツカ、ウツギ(卯の花)、シロヤマブキです。 産毛の生えたような新芽や小さな蕾の姿がきれいです。 クロモジのツンと立った若葉と薄黄色の花を見ると、春がきたなという感じがします。今年も会えてよかった。
毎年ひっそりと咲き続けてきた二輪草が、どうやら今年は出てきません。 去年の夏の猛暑でだめになってしまったのかもしれません。 この数年は、ほとんど草木が育つにまかせたままの(ぼさぼさの…)庭になっていますが、こんな風に少しずつ消えてしまった草花も多いので、今年は頑張って新しく苗を植えてみようかと思います。

庭のあちこちにスミレ も咲いて、1週間前とはだいぶ様子が違います。 平野日奈子さんの展示会の間に、この春の庭を見ていただけたら良かったですねぇ。 ようやく平野さんの「道草花器」の活躍する季節になりました。
今週はいつも通り、木・金・土曜日の3日間営業しています。 どうぞお散歩がてらお出掛けください。

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「長月の火灯し頃」 終了致しました。

「長月の火灯し頃」は、昨日で終了致しました。 ご来店下さった皆さまに心から御礼申し上げます。
これまでになく渋い企画でしたが (これ以上渋い素材はないですからね~と、柴崎さん、笑っていましたっけ) 、最終日まで、たくさんのお客様に足を運んでいただくことができました。皆さんいつも以上に本当にゆっくりとご覧になっていかれました。 深々とした鉄の質感と、蜜ろうのやさしさで、のんびりと静かな気持ちになっていただけたのかもしれません。
柴崎智香さんの鉄の作品は、今週も引続き展示させていただくことになりました。 会期中に予定が合わなかった方は、ぜひこの機会にお出掛け下さい。 また、card-yaさんの蜜ろうキャンドルや柴崎さんの燭台の一部は、常設でもお取扱いしています。 在庫についてのお問い合わせや、このろうそくを買い足していきたいというリクエストなどがあれば、どうぞお気軽にお寄せ下さい。

庭の隅に咲くサクラタデは、庭作りでお世話になった彩苑の栗田さんが、「雑草と言えば雑草なんだけどね」と言って、植えていってくれた花です。 台風が近づき、風が強くなってきましたが、この草は雨風にも負けない強さがありそうです。
皆さま、どうぞお気をつけてお過ごし下さい。

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ビヨウヤナギの長ーい花糸

庭の未央柳(ビヨウヤナギ)の花が咲き始めました。
花糸(かし)と呼ばれる雄しべの柄が、とっても長い花です。中国原産の植物で、中国名は「金糸桃」。 その名前の通り、金の糸のようです。この艶やかな花姿を見ていると、なんとなく私は、まつ毛にたっぷりマスカラをつけて、めいっぱい長くカールさせておしゃれしている若い女の子の姿を連想して、可愛いね、と思ってしまうのです。 花は、蜜を吸いにきた昆虫に確実に花粉をつけるために、こんな形になったに違いないのですけれども。

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丁字草のつぼみ

青のグラデーションが、とてもきれい。 小さな青い星のようなを咲かせる丁字草のつぼみです。
今日は雨に濡れて、ひときわ鮮やかに見えました。

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「ミシンは歌う」motorinue&Lokhme 作品展は、会期を終了致しました。 足を運んで下さった皆さま、ありがとうございました。 motorinue&Lokhme (モトリーヌ&ロクメー)さんの作品は、一部のものは引き続きお取扱い致します。 また、今後、常設でも少しずつ入荷する予定です。 このアイテムをぜひまた、というリクエストがありましたら、どうぞお寄せ下さいね。

今年は、3月から3カ月連続で展示会があり、これまでにないことだったので、夢中で過ごしてきた感じです。 百草の庭は、一軒家を改装もせずにそのまま使った空間なので、ギャラリーとしては足りないところも多く、展示会にはいつも少し不安があるのですが、足を運んで下さる方々に励まされて、春の展示会を無事に終えることができ、ほっとしています。

これから9月の中旬までは、ずっと常設の展示が続きます。 普段のお店には、展示会の時とはまた別の楽しさがあります。 ぜひ遊びにいらして下さい。
新緑の季節にぴったりの、カラフルなアトリエか猫さんのオリジナルテキスタイルによる楽しい形のバッグやなべつかみのお取扱いが始まっています。きたのまりこさんからは、春夏の「季節のあくせさり」が届きました。 少しずつガラスの展示も増えていきます。
毎週、木・金・土曜日の3日間、皆さまのご来店をお待ちしています。

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タチツボスミレの花

庭の石垣の上に、タチツボスミレの花が咲き始めました。
日本に自生するスミレは数多く、変異が多くて数え方も定まらないそうですが、その種類は100種とも200種とも言われているようです。 その中で、いちばんよく目にするのが、このハート型の葉をもつ、うす紫色のタチツボスミレではないでしょうか。 東京の道端でもよく見かけます。 この庭にも数年前に自然に運ばれてきました。
誰がスミレの種を運んでくれたのかというと、アリなのだそうです。 スミレ類の種子は、発芽を抑える物質を含んだ糖質でコーティングされているので、甘いものが大好きなアリ達がくわえて、せっせと運んでくれるのです。 甘い部分をなめ終えると、そこに種子が残されて、やがて発芽するというわけです。 自然の仕組みは、本当におもしろいです。 知れば知るほど不思議です。

いつもの年なら2月頃に咲く沈丁花や水仙などの冬の花がまだ残っている横で、春の花が咲き始め、今年の庭はちょっと変な具合です。 春が来るのが遅かった分、木々は芽吹いたと思ったら、もう次々と蕾をつけて一斉に開花しそうな勢いです。 春が駆け足で過ぎていってしまいそう。 忙しがっていないで、一日一日の変化を見逃さないように楽しまなきゃ!と思います。

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「冬の日の過ごし方」 終了しました。

 

企画展「冬の日の過ごし方」が終了しました。 師走のお忙しい中、足を運んで下さった皆さま、ありがとうございました。
毎日少しずつ展示を替えながら、私自身も楽しい冬の日を過ごした3週間でした。 贈り物を選びに来て下さった方も多く、リボンを掛けるたびに、喜んでいただけるかなとわくわくしていました。 平野日奈子さんのスープカップやマグカップがとても好評で、「明日の朝から使うのが楽しみです」と言っていただいたり、 TETOTEさんの湯たんぽカバーは、「昨日、湯たんぽを買ったので」という方や、「こういう綿の入ったカバーがずっと欲しかったんです」という方など、これから毎日使っていただけそうで、とても嬉しかったです。 これから一層寒さが増しますが、そんな冬の日にもちょっと暮らしが楽しくなるようなものを選んでいただけたのなら幸いです。

庭のシロヤマブキが、黒豆みたいにつやつした実をつけています。 春に咲く花の花びらは4枚、種子も4つで、これがなかなか落ちないで冬の間も残っているのです。 ほとんど花のないこの時期の庭では、木の実を見ることが楽しみです。 えさを探すヤマガラやシジュウカラの声が響き、裏山の木立からコナラの葉が舞い落ちてきて、少しずつ冬枯れの景色に近づいています。

少し早いのですが、今年のお店の営業は、これで終了させていただきます。 お待たせしている通信販売のお客様への仕事を無事に終えたら、ここのところ後回しにしてきた家の中のことを整えて、気持ちよく新年を迎えたいと思います。 来年は1月12日(木)から、通常通り営業致します。
「百草の庭」は、10月に開店2周年を迎え、今年は2度目3度目のご来店というお客様が増えて、とてもありがたく心強かったです。 また、遠くで「庭だより」を読んで下さっている皆さまにも、いつも励まされています。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 今年一年、どうもありがとうございました。

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秋の木の実と鳥たち

真っ赤に紅葉したナツハゼが、今日の冷たい風で一枚また一枚と葉を落としていきます。 窓の近くを彩っていたので、道草マーケットの頃まで残っていたらいいなと思っていましたが、あと数日ですっかり落葉してしまうかもしれません。 メジロがこのナツハゼの黒い実をちょっとついばんでいましたが、あまり好きではないらしく、すぐにお隣の家の柿の木に飛んでいき、せっせと柿の実をつついていました。

この季節、庭でも小さな野鳥を見られることがあって嬉しいです。 先週から、ヤマガラが毎日のようにエゴノキの実を食べにきています。 お腹が赤褐色のきれいな鳥です。 「ギーギー」という鳴き声で、すぐに分かります。 そっと見ていると、エゴノキの堅い実を器用に両方の脚ではさんで、コンコンコンと音を立ててくちばしでつつき、殻を割って中身を食べています。 必ず2羽一緒にやってきて、15分くらい繰り返し食べては去っていきます。 もうすぐ食べ尽くしてしまうので、こうして姿を見られるのも2週間くらいの間だけです。 「ギーギー」という声だけが冬の間も聴こえています。

今週はいつも通り、木・金・土曜日に常設の展示で営業しています。 お店に来ていただいた時に、ちょうど鳥が飛んできてくれたらいいですね。

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ホトトギスの花と実

秋の盆栽フェアは終了致しました。 期間中には、初めて盆栽を買われるという方や、数えきれないほどの盆栽を育てているという方、いろいろな方とお話することができて、楽しい時間でした。 ありがとうございました。
今週と来週は、常設の展示でご来店をお待ちしています。

ホトトギスが、夏の終わりからずっと、たくさんの花を咲かせて庭の小道を縁取っています。
10年くらい前に、花屋さんでこのホトトギスの鉢植えを見つけて、きれいな花だなぁと思って買って帰り、その頃住んでいた家の小さなテラスで育てていました。 7年ほど前に、そのひと株をこの庭に植えたら、こぼれ種でどんどん増えていき、今ではこの時期の庭になくてはならない花になっています。 あちこちに種が飛んで、いくらでも増えてしまうので、困っているくらいです。
思えば、私が山野草に興味を持つようになったのは、このホトトギスの鉢植えを買ってからのことなのです。

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萩とおはぎ

大きな被害をもたらした台風15号。皆さまは無事に過ごされたでしょうか。
この三連休は穏やかに晴れて、空気は少しひんやりとして、気持ちのよい初秋の日になりました。
庭の石垣の上から大きく枝垂れて風に揺れる萩の花、台風でずいぶん散ってしまいましたが、昨日はおはぎを食べながら眺めました。 春と秋のお彼岸に、お隣の方がいつも手作りのおはぎを分けてくれるのです。 なんて嬉しいことなんでしょう。 70代後半でピアノを習っている素敵なおばあちゃんです。 今年も本当においしくいただきました。
春のお彼岸には牡丹の花が咲くから「ぼたもち」、秋のお彼岸には萩の花が咲くから「おはぎ」と言うのだと大人になってから知りました。 同じものを季節で違う呼び方をするなんて、日本人らしい感覚ですよね。 ぼたもちとおはぎの違いは、粒あんとこしあんの違いだとか大きさの違いだとか、いろいろな説があるみたいですが、牡丹と萩の話を聞いた時に、そうだったんだ!と初めて納得できたのでした。

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カリガネソウの花

庭の雁草(カリガネソウ)の花が咲いています。
あまり雁の姿に似ているようには見えませんが、なかなか優美な名前です。 幅が1.5cmほどの小さな花は、とても複雑な形をしていて、おしべとめしべが上から湾曲して垂れ下がっています。 これでミツバチが訪れた時にハチの背中に花粉がついて、しっかり受粉する仕掛けになっているのですから驚きです。
こんな可憐な花ですが、カリガネソウの難点は、独特の臭気を放つこと。 世の中には「ヘクソカズラ」なんていう可哀想な名前の植物もありますが、それよりもなによりも私はこの臭いが苦手なのです。 花が咲き始める頃はいちばん臭いが強くなるようで、息を止めて見ていることもあるくらいです。 庭に植えた時には知りませんでした…。 こんなにきれいな花なのに、残念だなぁ。

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